《2025年1月期のキャンセル待ち承り中》
新シリーズテーマ『建築史家 河東義之(yoshiyuki kawahigashi)の私が出会った日本の近代建築~北海道から九州まで~』
【ご報告】(2024.9.21)『私が出会った日本の近代建築~北海道から九州まで~』東北編
~河東先生がオリジナル撮影画像とともに語る ”河東建築史学” の日本縦断シリーズ🗾~
第2回目の本日は、「東北編」。
まず”東北の文明開化”の二つの特徴(明治中期以前に地元の大工棟梁が造り上げた木造の建築。かなり洋風建築を勉強したうえでの誇り高い作品/明治半ばにはキリスト教が北海道から入って来ていた)のお話のあと、代表的な近代建築を、青森県から秋田、岩手、山形、福島まで、先生のとっておき秘蔵画像とともに見せてくださいました。
重伝建(国の重要伝統的建造物群保存地区)の特徴的な町並みや、今見てもユニークな消防署の事例も!
様々な地域の文化財保存に携わってこられた先生が、今に至る都道府県の軌跡を建築から教えてくださる得難き授業でした!!
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次期は、2025年1月期(2月・3月)、「北陸編」「甲信越編」です。引き続きご期待ください。
【ご報告】(2024.7.20)『私が出会った日本の近代建築~北海道から九州まで~』北海道編
前回シリーズ『京都の建築美~歴史からたどる』に変わって、今期からいよいよ新テーマがスタート!
河東先生が、オリジナル撮影画像とともに語る ”河東建築史学” の日本縦断シリーズです🗾
まずは、先生から「半世紀にわたり建築史家として全国各地を見てきたうち、ここでは地域ごとに、その時、その時の感動をお伝えしていきたいと思います。」とのお言葉✨
第1回目の「北海道編」は、明治以降の近代化の歴史と絡めての札幌、函館、小樽とその周辺を、思い出とともに振り返ってくださいました。
小樽運河石造倉庫群では、運河の半分が道路になる前のレアな一枚も!!
調査・研究で訪れた先生ならではの貴重な画像とお話ばかりで、日本史を縦糸に、建築を横糸にたどる当時の設計者や好み、工法、その時代背景等、しばし猛暑を忘れ聞き入ってしまいました。 次回の「東北編」も大変楽しみです。
※こちら以前の当校「河東先生講座」の講義ご報告や、見学会の画像は当ページ下段へスクロールしてご覧ください!
【講師】
《講師》建築史家、小山工業高等専門学校名誉教授、前千葉工業大学教授、元文化庁文化審議会委員 河東 義之
専門は近代建築史。文化財修復保存の専門分野をふまえ、日本の歴史や文化と「建築」の関連性をやさしく読み解くレクチャーが好評。藤森照信氏らの「東京建築探偵団」のメンバーのひとり。
著書に『明治の西洋館』『ジョサイア・コンドル建築図面集Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』等多数。最新刊は『建築探偵術入門(文春文庫)』(東京建築探偵団共著。1986年初版から30年ぶりの復刊)。建築史界一の紳士としてそのお人柄も魅力。 ♪好きなもの:お酒(特に日本酒)、写真撮影、ゴルフ
◆TVご出演情報◆BS朝日系『百年名家~築100年の家を訪ねる旅』ほか不定期でご出演。
◆講演等情報◆
JR東日本『大人の休日倶楽部2020年6月号』の特集「ジョサイア・コンドル」の監修。
【2025年1月期日程】 ~当校だけのオリジナル・新シリーズ!~
《テーマ》新シリーズ総合テーマ『私が出会った日本の近代建築 ~北海道から九州まで~』
《日時》第3週土曜日 10:00~11:30. 2/15 3/15 ※1月はお休み
《レクチャー》 2/15 北陸編 3/15 甲信越編
《河東先生のコメント》
「近代建築の研究者として50余年間に私が出会った近代建築(一部、現代建築や町並みも含みます)のうち、思い出に残るものを、私自身が撮影した写真とともにご紹介します。」
《空席状況》キャンセル待ち受付中
※内田青蔵先生のお屋敷拝見(建築史)レクチャー講座 と1期ごとに交替で開講致します。ご了承ください。内田先生講座の次回講座は2024年10月期(満席)、2025年4月期(キャンセル待ち)となります。
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【納入金額・入会受講方法】
【納入金額(税込)】 (河東義之先生講座 1月期)
1.受講料(資料代含む) 2回分 9,900円
2.施設維持費 全講座共通 1,320円
3.スクール入会金(無期限有効)8,800円
《御新規の方の合計納入金額》20,020円
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【ご予約・お手続き方法】 入会と受講のご案内 をご高覧、内容をご確認のうえ email: ecole@email.plala.or.jp へ 「講座名、お名前、緊急連絡先携帯電話番号、郵便番号/ご住所」を明記のうえご予約ください。
折り返しお手続き方法をご案内申し上げますので、1週間以内にレッスン料を所定の銀行口座へ振込(前日までにお手続き)ください。当方で確認後、メールで返信致します。
【ご注意・お願い】
① 最近、当校からの返信が「迷惑メールフォルダー」へ入るケースが増えているようです。お手数ですが一度お確かめください。
② また、当校PCアドレスからの返信が未着となる場合が発生しております。「plalaドメインメールの受信拒否を解除」していただきますようお願い致します。特にフリーメールアドレスで増えているようです。
※レッスン日直前の場合はご相談ください(なお直前予約・当日お手続きの場合、欠席キャンセルされても授業準備の都合上受講料、教材代は頂戴いたします。あらかじめご了承のうえお申し込みください)。
【キャンセルポリシー】 事前のお手続きの場合も一度ご入金いただきますとキャンセル・欠席の場合、全額返金できかねます。あらかじめご了承のうえお申し込みください。
お持ち物
筆記用具、可能でしたらマスク(不織布)ご着用、授業中ご持参のお飲み物は飲んでいただいて問題ございません。
振替制度
設定はございません。欠席の方へは当日の資料をお送りさせて頂きます。
お願い
講師講義中の撮影、録音、録画、教室内での携帯電話等はマナー上、ご遠慮ください。
ご注意事項
■お手荷物は自己管理をお願い致しております。紛失破損などの際、賠償責任は負いかねます。十分にご注意ください。
■一度納入いただいた入会金・受講料等は全額返金できかねますことをご了承ください。
■1期ごとにお渡しする「受講証」は必ず毎回ご携帯ください。
■日時、内容は変更する場合がございます。ご了承ください。
■講師のレッスン進行、並びに他の生徒様、当校運営スタッフへの迷惑・妨害行為等は固くお断りいたします。万一行為が見受けられた場合は退室していただき以降の受講は停止、退会とさせていただきます。
【教室講義・見学会ご報告】2013年~
画像左)明治12年「龍谷大学本館」 / 右)大正15年「東華菜館(W.M.ヴォーリズ設計)」
(2024.3.16)『京都の建築美~歴史からたどる8.』「京都の近代建築」2年間・8回シリーズで学んでいただいた当講座オリジナル・レクチャー『京都の建築美~歴史からたどる』も、本日で無事千秋楽! 毎回、大変わかりやすい ”京都の歴史と、建築の美しさ” をひも解いてくださった結びの一番は、\京都の近代建築/ についてでした。
時代が明治となり、東京への対抗意識からか、近代的なものをいち早く取り入れていった事例のお話からはじまり、今も残る代表的な「近代建築」を、施工年代順に画像を見ながら細かくご紹介くださいました。
特に今回は、建築家の名前や、当時流行りのセセッションetc.外観デザインについても、たくさん触れ、専門家の先生ならではの、「えーーー!?」となる裏話も盛りだくさん!!
京都へ行った際に見ていた、あの建築…、この建物…の存在感を改めて思い知りました。
💡今も生き続ける京都ならではの建築美…。河東先生から直接お話を伺うことが叶い、本当に有難く貴重な長編シリーズでした。
🎁ささやかながら御礼に、先生が授業で「好きなお酒」と仰っていた、伏見の名酒・玉乃光をお贈りしました🍶
画像左上)テーマの背景色も赤煉瓦に拘って! / 画像右上)ルネッサンス様式の中京郵便局(明治35年)
(2024.2.17)『京都の建築美~歴史からたどる7.』「京都の赤煉瓦建築」
『京都』の美しい建築の歴史をたどるロングシリーズも、いよいよお名残り惜しい最終クールとなりました。
本日のテーマは、\京都の赤煉瓦建築/ について。
明治維新から文明開化の時代になり、あくまで伝統的な文化を保持しながらも、より積極的に新しい西洋文化の導入を開始した京都の象徴的な建築=「赤煉瓦の明治建築」。 三条通と同志社のキャンパス建築を中心に、具体的な特徴や、外壁保存、煉瓦と鉄筋コンクリート補強の限界について等、河東先生の撮影画像を見ながら、専門的な内容を詳しく、わかりやすくお話くださいました。
💡明治期の煉瓦建築が違和感なく存在する文化都市・京都の魅力を、改めて感じることができたクラシカルな90分間でした。
(2024.9.16)6回目の本日のテーマは、\京都の町家/ の歴史と建築について。
江戸をはじめ各地の町家建築に大きな影響を与えた京都の町家の成立や特徴などを、江戸初期の『洛中洛外図』の俯瞰からはじめ、島原「角屋」などの遊廓や、国の重要伝統的建造物群保存地区である「祇園新橋」「上賀茂」の社家住宅、「嵯峨鳥居本」「産寧坂」そして伏見などの建築や町並みから詳しく教えてくださいました。
💡 寺社仏閣だけではない、貴重な町人文化と建築のお話・・・とっても深い内容でした~
(2023.7.15)『京都』の美しい建築の歴史をたどるロングシリーズ! 3クール目となる今学期、5回目の本日のテーマは、『京都の書院造と近世寺院』の歴史と建築について。
キーワードは、”三代将軍 徳川家光の寛永時代”。江戸の幕藩体制が整う中で豪華絢爛になっていった上級武家の住宅、とりわけ接客の広間=書院造の成り立ちや特徴をきめ細かく教えてくださいました。東京には現存していない分、京都の「二条城」は当時の姿が想像できる貴重な造りなのだそうです!ほか、桃山時代の華やかさに豪華さが加わった近世寺院「西本願寺」「高台寺」「御室仁和寺」を庭園も含めて見ていきました。
💡寛永の時代を建築からひも解くことで、当時の武家文化や美意識を感じることが叶った得難い時間となりました。
『京都の建築美~歴史からたどる4.』「京都の庭園建築と数寄屋」(2023.3.18)
2クール目の今学期、本日のテーマは、「京都の庭園建築と数寄屋」の歴史と建築について。”庭園建築”は、京都に幕府を開いた足利氏歴代の代表例として義満と義政の「金閣」「銀閣」を、最新画像や調査結果を踏まえてお話くださり、”数寄屋”は、数寄屋という言葉の概念や建築の変遷を詳しくご説明の後、2つの離宮(修学院、桂)、高台寺傘亭・時雨亭、妙喜庵待庵、大徳寺弧篷庵、曼殊院といずれ劣らぬ代表例を見ていきました。「河東先生の講座のあとは、すぐに京都へ行きたくなります!」と生徒様。まさに!のお一言でした◎
「京都の建築美~歴史からたどる3.』「京都の禅宗伽藍」(2023.2.18)
まずは<禅宗の導入と普及> の詳しい解説のあと、押さえておくべき4寺院(東福寺、南禅寺、大徳寺、妙心寺)の画像を見ながら、中国伝来の影響や武家の宗教としての伽藍配置や内部の特徴を具体的に教えていただきました。
いずれも京都旅行の際に見覚えのある建築ばかり!
歴史的な背景と建築美が結びついたことで、さらに魅力が倍増!「今度はもっとじっくりと拝観しよう!」と念じました☺
『京都の建築美~歴史からたどる2.』「京都の神社建築」(2022.9.17)
皆様が大好きな『京都』の美建築の歴史について、河東先生のたいへんわかりやすい歴史の解説とともに見ていく満席御礼シリーズ講座!
◆2回目となる本日のテーマは、神社の歴史と建築についての詳しいお話のあと、鎌倉時代から現存する価値の高い「神社の建築」について、画像を見ながら具体的な ”美のポイント” を教えていただきました。
ほかの宗教建築とは異なる、日本独特の特殊な神社建築の構造や内装に、「なるほど、そういうことか!!」と、朝からワクワク好奇心が止まりませんでした☺
『京都の建築美~歴史からたどる1.』「京都の古代寺院と和様」(2022.7.16)
約2年ぶりとなる河東義之先生のご復帰講座は、おかげ様で満席御礼!!先生のご健在ぶりに、皆様もお喜びでした。
今学期より、多くの方がお好きな『京都』の美しい建築について、長年にわたり文化財修復保存に携わってこられた河東先生ならではの、わかりやすい “建築時間旅行” をシリーズで楽しみます♪
◆初回は、京都の歴史のお話と「平安時代の仏教建築」をメインに、「和様」という建築用語を、具体的に国宝建築を画像で見ながら教えてくださいました。
「ジョサイア・コンドルと東京の近代化2」(2020.8.1)
前回2月末、河東先生が「次回はマスクなしで行いたいですね!」と仰っていた講義から5ケ月…、残念ながらマスク着用+アクリルボードで仕切られた空間での講義(ご希望の生徒様はzoomオンライン受講)となりましたが、今回は明治に入り日本に来たお雇い外国人の初期作品を見たあと、「日本にふさわしい国民的様式とは?」を常に考えていたというコンドル作品の特徴を、研究の第一人者である先生がつぶさにご紹介くださいました。
特に復元された美しい三菱一号館の土台が、今で言う免震の9000本の松による“摩擦杭”ということには驚き!!そして最後の画像は、東京大学にある“コンドル=葉巻を持った紳士の立像”でした!河東先生、たくさんの貴重なお話をありがとうございました。
「ジョサイア・コンドルと東京の近代化1」(2020.2.29)
今学期は「“ジョサイア・コンドル没後100年&清泉女子大学<旧 島津家本邸>重要文化財指定記念” ジョサイア・コンドルと東京の近代化1」と題して、明治のお雇い外国人建築家 コンドル研究の第一人者 河東先生が、ご研究の集大成をプチピエの生徒様向けにわかりやすく、先生ならではの豊富なエピソードを交え、明治からの首都 東京の変遷とともに語ってくださいました♪
【ご報告】鎌倉の近代建築見学会開催!(2019.9.28)
7月期のテーマ「鎌倉の近代建築」の現地見学会を開催致しました(ご希望の方のみ)。
『徳川の夫人たち』等、昭和の歴史小説家 吉屋信子が鎌倉市へ寄贈した、近代数寄屋建築家の巨匠 吉田五十八設計の自邸(長谷。国の登録有形文化財)をじっくりと拝見したあとは、“ブラ・(河)ヒガシ”♪
主に江ノ電の由比ヶ浜、和田塚~鎌倉駅周辺の気になるお屋敷やお店を、ゆるゆると楽しく見て歩きました!!
途中、平成29年から開館している「鎌倉歴史文化交流館」という先生お勧めのユニーク過ぎる建築へ。
大正年間には、三菱財閥の岩崎小弥太が母親の為に建てた別荘があった谷戸に広がる旧 個人宅。元の所有者は伏せられていましたが、イギリスの建築家 ノーマン・フォスターが代表を務める事務所が設計し、河東先生曰く「バブル時代の建築そのもの」という邸宅(!?)が、現在は鎌倉の歴史館として公開されています。緑の中の異空間。「こういった21世紀の建物もやがて建築遺産となっていきます」と先生。
展示されていたブルーの牛乳瓶が、長谷で見た牛乳店の保養施設用のものだと分かり、思いがけない出会いに皆さんと喜びあいました!
そして、現在はレストランになっている旧古我邸、意外に複数点在する教会、若宮大路の近代洋館や看板建築を先生のレクチャー付でウォッチングしたあとは、本日の最終目的地「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」へ。
ル・コルビュジエに師事した建築家 坂倉準三が設計した清楚なインターナショナル・スタイルの旧神奈川県立近代美術館 鎌倉が、鶴岡八幡宮の運営で6月に復元オープン!「建築はとにかく完成後、できるだけ新しい時期に見るようにしましょう。復元され残って本当によかった」との河東先生のお言葉に倣い、美しく蘇った館内外を見学しました。
「多くの建築の中で、今も歴史的に残っている、残されている建築というものには必ず意味があるのです。」と、まとめてくださいました。ゆうに一万歩を軽く超え、皆様の撮られた別の建築画像も沢山! “鎌倉”の街を、近代建築からフォーカスした心豊かな1日、大変お疲れ様でした。
♪当会のお楽しみ♪ ランチは受講生様からのご紹介!由比ヶ浜 “茶房 空花”さんの籠膳 。季節のおかずに土鍋黒米のご飯、選べる茶菓子&飲み物。一つひとつからだにやさしい、美味しいお味で全員大満足でした~
【ご報告】「鎌倉の近代建築」(2019.7.6)
今学期は「鎌倉の近代建築」と題して、主に関東大震災後に建てられたという市内の建築を数多くご紹介くださいました。
「そういえば見たことがある!」「初めて知った!」という所から、リニューアルオープンしたばかりの鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム(旧神奈川県立近代美術館)まで盛りだくさん!9/28(土)は実際に先生とごいっしょに公開中の建築を中心に訪ねます。お楽しみに!
【ご報告】日光近代建築見学会開催!(2019.3.30)
まずは、“和風建築” 。 大正天皇の皇太子時代、御静養地として設けられた『旧田母澤御用邸』。
平成の本邸改修工事で陣頭指揮をとられた河東先生の解説で、1,352坪という広大な木造建築を見て廻りましたが、何度も迷子になりそうに…和風なのに絨毯敷きやシャンデリア…と、ロイヤルな雰囲気にも圧倒されます。
赤坂離宮にあった江戸時代の武家屋敷の移築、当地の民間人の別邸買収、そして大正時代の新築と三つの時代の建築群による構成で、柱1本、和紙1枚、金具1つに至るまで最高級の材料、意匠と職人技術の数々を見ることができる素晴らしい空間でした!ぜひ機会がありましたらご見学をおすすめ致します。
続いて、“洋風建築”。 御用邸のすぐ近く、通り沿いにある『日本聖公会 日光真光教会』。
米国人宣教師兼建築家 J.M.ガーディナー設計で大正3年竣工以来105年もの間、礼拝者を迎え入れてくれる貴重な教会。ゴシック様式を基調とした典型的な聖光会系の教会堂で、無筋コンクリートに地元産の石造り、そして楚々とした美しいステンドグラス!日光を愛したガーディナー夫妻のお墓も礼拝堂床下にあり、外国の方にとっても特別な聖地であることを実感しました。
そして“和洋折衷建築”。『日光金谷ホテル』。
明治21年上棟、同26年竣工、外国人滞在者用に創業された避暑地のリゾ-トホテルで、今も館内の其処ここに和洋折衷のデザイン装飾が点在していました。
メインダイニングでランチをいただいた際は、本日、ゲストでご参加くださった内田青蔵先生とともに三月生まれのお二方をお祝い♬ 河東先生、内田先生お誕生日おめでとうございます!!
そして、皆さま、気温4℃の真冬並みの寒さの1日、大変お疲れさまでした。
本日のレクチャーより(2019.2.2)
今学期のテーマ『日光の名建築』より河東先生お勧めの「近代建築」を17ケ所も画像と共に、その特徴(洋風建築、和風建築、和洋折衷建築)と見どころをお話しくださいました。
来月3/30(土)の現地見学会が今からとっても楽しみになって参りました!お天気だといいのですが^^
【見学ツアーのご報告】2018.10.18~19
《10/18 総檜造りの『登録文化財 旧 東伏見宮家別邸 吉田山荘』、『国宝 慈照寺 銀閣・東求堂(和室のルーツ 同仁斎)』、『重要文化財 旧三井家下鴨別邸』》
内田青蔵先生、河東義之先生 お二方ご同行、プチピエならではの豪華なプレミアムツアーを今年も開催致しました!題して「2018年 秋の京都 建築見学スペシャルツアーⅡ」※現 受講生様でご希望の方が対象。
今年は、先生方が選んだ “シックで高雅な” 平安時代から近代までの歴史的な名建築を「これでもか~!」と見て歩きました!お天気にも恵まれ、わきあいあい&建築愛あふれる心楽しい学びの校外2日間。名建築には必ず関わった人物の濃密な物語がある!
「やっぱり、京都ってすごいな~」。両先生、皆様、大変お疲れ様でございました~
《10/19 修理で鮮やかな平安の丹塗りが蘇った『国宝 平等院 鳳凰堂(阿弥陀堂)』、宇治川を挟んで『国宝 宇治上神社』、『大徳寺界隈』、『オプション:五龍閣(旧松風嘉定邸)』
【ご参考】講座紹介(2018年7月期)
画像)河東先生撮影「鹿苑寺 金閣」「平等院 鳳凰堂」
《テーマ》シリーズ『日本建築再考7』「蘇る日本建築の装飾」①「檜と金色」 ②「丹(に)と彩色」
伊勢神宮、中尊寺金色堂、室生寺五重塔、鹿苑寺金閣、平等院鳳凰堂、春日大社、伏見稲荷神社、日光東照宮、上野東照宮、歓喜院等々。
平等院鳳凰堂が修理によって鮮やかな丹塗りが甦りました。
日本人が地味好みで、派手な装飾を嫌うと云われはじめたのは大正・昭和初期頃からです。本来の日本建築の大きな特色は華麗で多様な装飾にありました。今期は「蘇る装飾」と題して、式年造替や修復、復元などによってかつての鮮やかさを取り戻した建築を中心に、わが国の伝統的建築の装飾を論じたいと思います。
昨年に次いで今秋、内田先生と合同で「京都建築見学会」が開催できたら、宇治の平等院鳳凰堂へもぜひ伺いましょう!(講師)
本日のレクチャーより(2018.9.1)
今期のテーマ『蘇る日本建築の装飾』から、本日は「丹と彩色」について、具体的な日本人好みの建築のプロポーションや、寺院や神社の色彩の特徴の変遷を教えていただきました。
“丹(に)”といっても京都と奈良での微妙な違いや、現代の我々が思い描く渋いわびさびの古寺のイメージとは違う、本来の鮮やかな朱色を復原する際のご苦労など大変興味深いお話しばかり!
10月の京都建築見学会の予習としても大変参考になる内容でした。画像は平等院鳳凰堂(正式には阿弥陀堂)についてお話し中の河東先生。
本日のレクチャーより(2018.7.7)
今期のテーマ『蘇る日本建築の装飾』から、本日は「檜と金色」について、日本の伝統的建築が時代を超えて、装飾が自らの華麗さや壮麗さを語り続けてきたことを、多くの画像と共にお話しくださいました。
河東先生の建築史観の集大成として、また、10月京都見学会の予習として、大変貴重な90分間でした。
※ご参考:六本木「森美術館」で開催中の『建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの(~9/17)』で、河東先生が小山高専教授時代に設計、生徒さん達が作られた“”出雲大社”の精巧な模型が展示され、大きな話題を呼んでいます。NHK Eテレ「日曜美術館」でも紹介されました。ぜひご覧になってください!
【ご報告】2018.5.20 建築史講座 “スピンオフ1DAY” 見学会開催!!
『建築家 加藤誠洋氏がナビゲート!中銀(なかぎん)カプセルタワービル見学会』を開催しました♪
世界中から注目されている銀座8丁目の有名建築(黒川紀章設計。1972年竣工)内部空間&カプセル型のお部屋を、実際に借りていらっしゃる加藤氏(河東義之先生のお弟子さん)や、複数戸所有されている保存・再生プロジェクトの代表
前田達之様が詳しいご説明とともに、元のオリジナルのままのタイプetc.比較しながら見せてくださいました。約6畳のワンルームは、完全防音で、お茶室のような、船内のような、ちょっと秘密基地感覚でワクワク‼️意外と落ち着きます。大きな丸窓からは浜離宮恩賜庭園が臨める、大変貴重な“銀座の建築体験”でした!!
【2018.3.31 校外見学会「『蔵の街』栃木の建築(栃木県栃木市)」開講報告】
のどかな春の空気に満ち溢れた建築見学会日和!
かつて宿場町から北関東有数の商都として栄え、現在は「蔵の街」として注目を集めている栃木県栃木市。
この街並みの修復修景、保存活用の旗振り役として、長年ご尽力されている河東先生の現地ナビゲートで素晴らしい1日となりました。
まずは県内で初めて選定された北エリアの嘉右衛門町重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)へ!油伝(あぶでん)味噌、旧益子味噌、そして全国で三番目に古いと言われる大貫邸では、特別に内部を現地の方のお話を伺いながら見せていただきました。
西エリアは、高度成長期には昭和な外観の商店街だった目抜き通りが、「実はこのような姿でして…」と、重厚な見世蔵(外部を土壁で厚く塗り込め、漆喰仕上げとした大壁造の町屋)が、外観を取り払い再び現れた今は、清潔で歩きやすい道が続く素晴らしい街並みに大変身していました。
明治~大正の洋館や、昭和レトロな店舗ともマッチしており、どこか懐かしい匂いもして、先生と受講生の皆様とのんびり見ながら歩く楽しさは、やっぱり格別です!
※記念写真画像:上から「とちぎ蔵の街美術館」「旧栃木市役所」
「栃木駅で降りたのは初めて」という方がほとんどでしたが、「見どころがあり過ぎる」「河東先生のお陰でどこでもよくしていただいた」「押しつけがましくないのに存在感のある、落ち着いた、感じのいい街」「地元の人のお顔が穏やか」etc.と皆様、好印象。
舟運が商都の原動力になったという巴波(うずま)川の上では、たくさんの鯉のぼりが元気よく泳いでいました♪
ランチは、河東先生お勧め 土蔵造りの“栃木くらしっく”にて。先生のお誕生月もお祝いしました♪
改めて河東先生の、栃木での素晴らしいお仕事に敬意を表しつつ、本日ゲストの建築家 加藤誠洋先生、今期のテーマ並びに見学会をリクエストしてくださった受講生K様、ご参加の皆様、本当にありがとうございました。
《テーマ》シリーズ『日本建築再考6』「『蔵の街』栃木の建築」
蔵造りの建物、洋風建築、重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)の町並み、などを紹介します。
最近、重伝建の中の見世蔵が天保5年(1835)であることが分かりました。年代が確定している見世蔵としては、全国で3番目に古い可能性があります。その他、「文学館」として保存・活用する予定の旧栃木町役場庁舎(大正10年)や、現存する唯一の江戸の山車(明治初期に栃木商人が日本橋から購入した江戸末期の人形山車)なども見学できるといいですね。(講師)
栃木市嘉右衛門町伝建地区(画像撮影:河東先生)
本日のレクチャーより(2018.2.3)
今期は「『蔵の街』栃木の建築」と題して、先生が修復、修景保存に関わった栃木市の町並みと建築について、歴史的な変遷と併せてお話くださいました。「栃木市へ行くのは初めて!」という方も多く、3月の現地見学会が大いに楽しみなレクチャーでした。
【ご報告】2017.9.20-21 京都建築見学ツアー開催!
4年ぶりとなる河東先生と内田青蔵先生、お二方がご同行の建築見学会は京都へ行って参りました!
1日目は、7月期 河東先生の講義テーマ『数寄屋建築の意匠ー茶室』に関連し、茶の湯と深いかかわりを持つ大徳寺の山内をめぐりました。禅宗寺院と茶室の歴史や建築的特質を解説いただき、皆様、桃山~江戸時代へタイムトリップ!!各塔頭のご住職にも大変よくしていただき、贅沢な現地見学となりました。
2日目は内田先生講座ページをご覧ください!
本日のレクチャーより(2017.9.2)
7月に引き続き『日本建築再考シリーズ』第5弾、本日は「数寄屋の意匠-御茶屋(茶屋)」を学びました。
室町時代、将軍による会遊のための庭園施設から明治時代の料亭(茶屋町)に至る建築の変遷を、画像を見ながら紐解いてくださり楽しくお話いただきました。今月中旬に先生方と伺う「京都建築見学会」の良き予習ともなり実りのある時間でした。
本日のレクチャーより(2017.7.1)
毎期プチピエの建築史講座は大好評で、7月期もお陰様で満席御礼!
今期は『日本建築再考シリーズ』第5弾「数寄屋の意匠-茶室」でした。
茶と茶室の変遷を茶人(茶湯者)とのかかわりを通して大変わかりやすくお話くださり、続いて建築史として代表的な茶室を画像を見ながら丁寧に教えていただきました。茶道を嗜む方や、伝統文化としての茶の湯にご興味がある方はもちろん、京都や寺院建築等がお好きな方も必聴の素晴らしいレクチャーでした!
【ご参考】2017年7月期 講座紹介「数寄屋の意匠-茶室と御茶屋」
「妙喜庵待庵(国宝)」(画像撮影:河東先生)
日本の代表的な建築について、古代から現代までの変遷をたどりながら、その建築的特性を「丁寧で、わかりやすい」と評判の建築史界の重鎮 河東義之先生から学んでみませんか!?
7月期のテーマは、「数寄屋の意匠ー茶室と御茶屋」。
今春、東京国立博物館と国立近代美術館で開催された大規模な茶道具の美術展で改めてクローズアップされた“茶の湯の美”。 その魅力が最大限に生かされる、茶を点てて飲むための建築「茶室」と、「御茶屋」について再考します。
「茶室」は代表的なものから近代の茶室も含め、「御茶屋」は桂離宮の松琴亭や月波楼、三渓園の聴秋閣、浜離宮の松の御茶屋などを例に、歴史と変遷、空間の特殊性、見どころ、代表的な建築等を画像を見ながら現代の生活空間の原型ともいえる独自の建築を解説して参ります。
日本人として知っておきたい“茶の湯の空間”について、もっと深く向き合えるようになるはずです!
併せて文化財保存活用の委員や委員長を歴任する先生の最新保護や、保存・修復・活用情報のお話も大変貴重。知っていて見るのと知らないのとでは大違い…日本の大切な遺産を、豊かに味わうためのおとなの必須講座です。
本日のレクチャーより(2017.3.4)
本日は1月期2回目『日本建築再考4』「住宅建築の変遷」をテーマに、原始から近世までの日本の代表的な住宅事例を、日本史の変遷とともにきめ細かく教えてくださいました。
●日本の特徴は “上流階級と庶民”。上流の住宅特徴が庶民住宅へ流れる
●注目すべきポイントは ①土間 ②屋根
原始の竪穴住居と高床建築、古代の貴族住宅、中世の武家住宅、近世の書院造と数寄屋風書院の普及、町家と農家…と豊富な画像(先生の美しい手書き図面も!)を見ながら、事例をたくさんご紹介いただきました。時折ぽろりとこぼれる楽しいお話も聞き逃せません!!それにしても…大昔のご先祖はドマとユカで、どうやって日本の冬の寒さをしのいでいたのでしょうね!?
本日のレクチャーより(2017.2.4)
本年最初のレクチャー開講!1月期テーマは『日本建築再考3ー城郭と住宅ー』、本日は「城郭建築の変遷」。
城郭というと、甲冑姿の兵どもが戦い挑む大河ドラマのイメージが強いですが、本日はその歴史をお勉強しました。
古代の城(しろ・き)は蝦夷征伐の鎮守府や、大陸と近い北九州など防御施設としての役割。
続いて本格的な城郭が全国に普及しだす中世。天下が安定し一国を治める政庁としての役割を併せ持つようになる近世。そして天守の発展…と、全国の具体的な事例を画像を見ながらとても詳しく教えてくださいました。やはり美しい姫路城には溜息が出ますね~。「国宝 熊本城」の震災による影響も詳しくお聞きすることができ、今後の復旧を祈るばかりです。先生のお話は、日本史の中での建築の変遷を辿ってくださるので、大変わかりやすいレクチャーです!
【ご報告】2016.9.22 校外見学会『シャトーカミヤ旧醸造場施設(茨城県牛久市)』
朝から大雨の中、念願の河東義之先生ご同行『シャトーカミヤ』建築見学会を開催いたしました♪
シャトーカミヤ旧醸造場施設とは、実業家 神谷傳兵衛が1903(明治36)年に開設した日本初の本格的ワイン醸造所で、2008年には旧醸造所施設3棟が国の重要文化財に指定されましたが、東日本大震災により煉瓦壁を中心に構造上大きな破損が発生。。。
復旧工事で評議委員を務めた河東先生とご一緒に、修理の実態について現物をじっくり見て廻りましたが、地震大国 日本ならではの“苦労と工夫”、修復にも大切な “技術とセンス”。日頃見ている建築とは一味違う「ワインが産まれ、生育する場所」での示唆に富んだお話が満載でした。
見学の後は当講座のお楽しみ!現地ランチ会。旧貯蔵庫を活用した「レストラン キャノン」にてワインやブドウジュースで乾杯&フレンチを楽しみました♪ 河東先生、皆様、雨中大変お疲れさまでした!!
本日のレクチャーより(2016.7.2)
一昨日、昨日と旧英国大使館別荘(奥日光)やシャトーカミヤ(牛久市)のオープニングレセプションでお疲れのところを、「神社建築の変遷」と題して、古代の原始的な自然崇拝から農耕祭事の神殿…やがて伊勢神宮を頂点に国家のもとでの統一、外来の仏教や密教の影響を取り込みながら明治へ至る変遷を日本史の流れの中で画像を見ながらダイナミックに紐解いてくださいました。神社へ伺った時の見方が変わる素晴らしい名講義でした。
【校外見学会ツアー】
《2013.11》 三重県伊勢市「伊勢神宮 内宮」「ボンヴィヴァン(旧逓信省 山田郵便局電話分室。大正12年築)」